横山古墳
熊本県山鹿市鹿央町。
肥後古代の森岩原地区内に移築復元。
もともとは鹿本郡植木町にあった古墳。
自動車道の建設のため破壊され、石材のみが保管されていたものを移築復元した。
全長約39.5メートル、前方部幅約19メートル、高さ約3メートル。
後円部直径約29メートル、高さ5メートルの前方後円墳。
六世紀後半ごろの築造とされている。
装飾文様のある横穴式石室。
石屋形には双脚輪状文・同心円文・連続三角文が赤白青で描かれている。
出土品は須恵器・鉄製品・装身具など。
石屋形・左右両屍床・通路等にも大量の人骨が埋葬されており
長年にわたって利用されていたことがわかる。
石屋形の前には灯明台のようなものが作りつけられていた。
この古墳は装飾古墳館職員の方と同伴で見学が可能。
見学は時期によって実施されていない場合もあるので要問合せ。
この古墳を見るにあたって装飾古墳館の見学は必須と思われる。
入館前に見学の意思を伝えて時間などを事前に決めるのがおすすめ。
~編集後記~
これぞ古墳群といった感じの古墳公園。
膨大。
西都原を思い出す。
西都原より少し小さめではありますが
公園内にある装飾古墳館も立派。
移築保存故に見学できる、この古墳。
でも移築とは思えないくらいリアル。
そして厳重に窓越し見学★
最初に見学の胸を伝え、古墳館を見学した後に
職員の方と古墳に向かいました。
いろいろ説明してくださってすごくありがたかった。
思えば熊本の古墳巡りはこうして案内してくれる人に恵まれた古墳巡りでした。