チブサン古墳
山鹿市城字西福寺1816-1。
国指定史跡。
1972年に石室の一部を積みなおし、見学通路を建設。
1992年に発掘調査が行われ、周濠、埴輪などが発見されている。
六世紀ころの築造。
前方後円墳。
全長約55メートル、後円部径約23メートル、高さ約7メートル。
周囲には周濠がめぐらされており、北側くびれ部には造出しが確認されている。
南に開口する横穴式石室。
正方形の前室と後室がある。
石室は凝灰岩をドーム状に積み上げ、天井席は一枚石という
肥後型石室と呼ばれるもの。
人物、三角門、円門などの赤白黒の色を使った装飾がある装飾古墳。
レプリカ
前室 長さ約1.9メートル、幅約1.9メートル、高さ約1.8メートル。
後室 長さ約3.6メートル、幅約3.6メートル、高さ約3.8メートル。
石屋形(家型石棺)長さ約2.3メートル、幅約0.9メートル、高さ約1.45メートル。
右側の壁には七個の白い丸、王冠かかぶりて足を広げた人物が描かれており
左側の壁、正面には丸、三角の模様が施されてある。
連続三角紋、同心円紋と呼ばれている。
正面中央の丸い文様が女性の乳房に見えることが古墳の名前の由来であるといわれている。
石室入り口は江戸時代から開口しており、乳の神様として信仰があったとされている。
くびれ部分付近に建てられたとされている石人は現在は九州国立博物館に保管されている。
山鹿市立博物館では一般公開を1日に2回実施(※開館日のみ要予約)見学料有。
<西福寺第12号石棺>
チブサン古墳の敷地内に移築された石棺。
平成元年にチブサン・オブサン古墳造成工事中に発見された。
長さ1.93メートル、幅0.65メートル。
凝灰岩製板石を6枚使用。
盗掘を受けており、出土品はなかった。
六世紀前半ごろの築造とされているが詳しいことはわかっていない。
〜編集後記〜
装飾古墳のあこがれ、チブサン古墳へ。
少し早めについてボランティアガイドさんを待つ。
古墳前に置かれたレプリカがかっこいい!
本で見たやつーー(笑)
ボランティアガイドさんと中に潜入。
下って上るタイプ。
中は土臭い。
かび臭い?(やばいっ)
装飾古墳が見れるように熊本の古墳はどこも工夫してくれていて
愛を感じる?
もっとわんさかいるのかと思ったけど、うちだけだった。
確かに正月開けて早々に見学に来る人は珍しいか。
正月旅行で装飾古墳巡りを行程に入れる家族旅行もうちだけか。。。
入口のところが雨でぬれてて滑るから気を付けてね、と言われ
立て看板にも同じことが書かれてあったのにこける次女・・
少し雨がぱらついたけど見学には支障ありませんでした。
(2019年1月訪)(2019年11月記)