石のカラト古墳
奈良市神功1丁目・京都府木津川市兜台所在。
神功1丁目緑地内。
別名カザハヒ(風灰)古墳。
国指定史跡。
8世紀初頭ごろの築造。
上円下方墳。
2段構築。
上段直径約9.2メートル、高さ約1.6メートル。
下段一辺約1.8メートル、高さ約1.2メートル。
墳丘表面は河原石が敷かれている。
周囲は暗渠による排水施設が確認されている。
埋葬施設は南に開口する横口式石槨。
長さ2.6メートル、幅1.04メートル、高さ1.06メートル。
石槨は凝灰岩の組み合わせ式石槨で切石で構成されており、
天井部は屋根型になっている。
構造は高松塚古墳に類似する。
出土品は漆片、金銀玉など。
漆片より漆塗り棺の可能性があるとされている。
盗掘を受けており、副葬品の多くは消失。
1987年に復元整備され、現在の状態になった。
~編集後記~
奈良と京都、どちらの所在にもなりますが
神功緑地という名前から奈良の古墳と独自の見解で今回は紹介させていただいております。
10年以上ぶりに新薬師寺に行ったときに寄った古墳です。
久しぶりにマイカーでの奈良来訪だったので
車で行けるところ、と思って決めた古墳でした。
駅から遠いし
ニュータウンでしたが山を切り開いたとあったので徒歩では厳しいかと。
周りにほかに古墳もなく
単独で訪れる可能性も低いわりに
意外と知名度はあり
見学したいと思っていた古墳でした。
がしかし
車で行ける古墳ではありませんでした★
ニュータウンの名の通り
住宅街だし緑地には駐車場はなく
古いマイカーのナビはもう全然機能しなく・・・
ああ~
歩いていけばよかった古墳のベスト10には入るであろう古墳でした。
見学ももうせわしいったらなかった(汗)
石の山が見えたときはもう安堵しかなかったです。
でも古墳だぁ!って感じではなかったですね。
独特のフォルムだし石だしなんだか不思議な古墳でした。
(2022年10月訪)(2023年6月記)